def yasuharu519(self):

日々の妄想

具象化と抽象化

具体的な事実から抽象化する能力と、抽象的な要件から具体化する能力

結構今まで思ったことがあることが書いてあったので、メモ代わりにブログに。

指示を受けたり、指示をしたりするとき、他人から説明を受けたりした時に、「具体的にいうと何を言ってるんだろう」とか、「説明が具体的すぎるけど、最終的にはどうして欲しいんだろう」って思うことがたまーにある。

自分で考える時も、具体的な部分からボトムアップで考えることも、すごく曖昧な部分から具体的にしていって考えることもある。自分としては具体的に考えるほうが得意で、抽象的なものをそのまま受け取るのが苦手だったりする。もちろん逆のほうが得意なひともいるように思う。

抽象的に話すのが大事なときもあるし、より具体的に話すことがより大事なときもあるように思っていて、それも結構場面ごとに違う。

例えば、大勢の人に抽象的な指示をすると、指示した人の思い通りにはならないかもしれないけど、伝わり方に幅があるので、いい方向に働くこともある。(もちろん思ってもみなかった悪い方にも) 大勢の人に伝えるには抽象的でならざるを得ない気もする。

一方で、具体的な指示をした場合、指示した側の思い通りに動いてくれるかもしれないけど、聞き手の想像力が働きにくく、事細かに伝える必要がでてくる。大勢の人に指示するときとかは、一人一人に個別の説明をしないといけなくなってしまう。

組織の中でビジョンが大事と言われ、そのフレーズが抽象的なのも、組織として全員の方向性を合わせる為にそうなっているんだろう。ビジョンがあることで、行動規範てきなものがゆるく作られて、「うちのビジョンは◯◯だから、これはうちのビジョンとは反しているからやらない」みたいに基準ができてわかりやすい。

伝わりやすい伝え方

いろんな人の話を聞いている中で、具体的な説明の後に「たとえば … 」 と続けてより普遍的な話をしたり、抽象的なふわふわした話をした後に、「例をあげると… 」というように具体的な例を話していたり、 - 具象化→抽象化 - 抽象化→具象化 の二つの移動が上手い人の話は結構頭に入りやすい。抽象的な話を聞いた時に、頭のなかで「具体的にどういう話なのか」っていうのを自然に考えてしまっているのを助けてくれてるからのように思う。

別に今はいろんな人に指示を出したりすることもそんなに無いけど、より伝わりやすいように伝えるには、こういうところを意識していきたいなと思った。